今回は久々の本紹介ということで、改めて高田稔先生の最新刊『一番化戦略式アイデアの見つけ』を取り上げたいと思います。
前作『中小企業の「売上思考」を身につける一番化戦略』は約300ページのハードカバーという超骨太の教科書のような本でしたが、『一番化戦略式アイデアの見つけ』は100ページちょっとのソフトカバーで1時間もあれば読み切ってしまえる手軽な1冊となっています。
しかし!書かれている内容は非常に濃厚で、まさに今の時代に必要なことが書かれた良書と言えます。
高田先生はこれからの時代、必要とされるのは「新しいアイデアを見つけ出せる人材」と断言されています。
それはなぜなのか?
そのことについて書かれた箇所を抜粋したいと思います。
“特にビジネスを展開する上で大切なのが、自社に関わる時代の変化、またはお客様や競合他社の変化を常に掴んでおくことです。
その上で、環境の変化にいち早く対応できるか否かが問われます。
まさにダーウィンの進化論そのままに、今は「強い者が生き残るのではなく、変化に対応した者が生き残る」時代なのです。
このめまぐるしい変化にいち早く対応するため、今後求められるのは「新たな時代に向かって、新たなアイデアを出す人材」です。”
経営環境というのは本当にめまぐるしく変化していくもので、例えばあのお家騒動があった大塚家具は高級路線からの転換が大失敗、ヤマダ電機の傘下に入ることとなってしまいました。
また、登場時大注目を浴びた「いきなり!ステーキ」はどんどん店舗を増やし海外進出も果たしましたが、現在は業績が低迷し多くの店舗を閉鎖する事態となってしまいました。
その一方で変化に上手に対応し業績を伸ばしている企業も数多く存在しています(本書では具体的事例が数多く取り上げられていますのでぜひご確認ください)。
ではその変化に対応するための”イケてる”アイデアを見つけるためにはどうしたらいいのでしょう?
あるとき突然アイデアが降りてくる?
もちろんそんなうまい話しはなくて、アイデアを生み出すための公式というものが存在します。
その公式を学び、理解し、その公式に当てはめて常に考えたり情報収集をしていく中で「これだ!」というアイデアを見つけることができるようになるのです。
もちろん本書ではアイデアを見つけるための公式について詳しく書かれていますので、とにかくまずはお読みいただきたいと思います。
さて、前述の通り本書は1時間もあれば読めるぐらいのボリュームで、かつ、アイデアを見つけるための公式(フレームワーク)についてもしっかりと紹介されていますので、本書をしっかりと読めば、「どうすればアイデアを見つけることができるのか?」をご理解いただくことができます。
しかし、自分ひとりでアイデア出しをするというのはかなり大変な作業です。
例えばアイデア出しをするためには世の中にある「たくさんの成功事例」という材料が必要となるのですが、知っている事例には限りがあります。
また、アイデア出しをする際にはついお客様視点ではなく自社視点となってしまいがちで、そこに対して客観的な立場からフィードバックをしてくれる存在が不可欠です。
ということで、毎月行っているのが戦略マーケティング・ブートキャンプです。
たくさんの成功事例という材料をお持ちの高田先生に、客観的な立場からフィードバックしてもらうことによって、どのようにビジネスを展開していけば良いのかというのを徹底的に考える場がブートキャンプ及びその後のグループコンサルとなります。
今月は25日に戦略マーケティング・ブートキャンプ、26日にアイデア出しに特化したワークショップを開催しますので、今年のうちにしっかりとアイデア出しの型を学びたい!という方はぜひともご参加ください。
ちなみに私が属する税理士業界も価格競争やAI、RPAの導入などめまぐるしく変化している業界となりますが、その中で生き残っていくための策の一つが「高田先生という戦略マーケティングの専門家とタッグを組み、クライアントの戦略やマーケティングのサポートをすること」となります。
もちろん、クライアントでなくてもセミナーにはご参加いただけます!
セミナーの詳細及び申し込みについてはコチラをご確認ください。