丸亀製麺と言えば美味しいうどんをリーズナブルな価格で楽しむことができるチェーン店として有名ですね。
実際に食べたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
丸亀製麺は2000年に1号店を開店し、以後順調に全国展開し、800店舗を超える大型チェーンに成長しました。
ここ札幌にも結構な数のお店がありますね。
しかし昨年から客足が鈍り、毎月前年割れが続くという危機に見舞われます。
新メニューを押し出す期間限定のフェアを実施しても全く効果無し。
一体何をすればよいのか・・・。
そう途方に暮れた丸亀製麺を展開する株式会社トリドールホールディングスの粟田社長はあるマーケッターに助けを求めます。
その名は森岡毅さん。
あの業績が低迷したUSJを立て直したやり手のマーケッターです。
相談を受けた森岡さんは粟田社長からヒアリングを行い、様々な分析を行い、丸亀製麺の魅力は「手作りのうどんのおいしさ」であると結論付けます。
一般的なチェーン店ではセントラルキッチンである程度の調理を行い、お店ではちょっとした最終処理を行うという役割分担をすることで効率化を追求します。
しかし丸亀製麺ではセントラルキッチンを持たず、各店舗で小麦粉からうどんを作っており、さらに作り置きもしていません。
しかし、森岡さんはこのこだわり・魅力が全く顧客に伝わっていないと分析します。
確かに私も経済番組で取り上げられていたときに各店舗で作っているということを知りましたが、そうでもしなければおそらく知らなかったと思います。
森岡さんはこの魅力を全面に打ち出すプロモーションを仕掛け、今年1月には「ここのうどんは、生きている」というキャッチコピーでCM展開をしていきます。
その結果、なんとずっと16ヶ月連続で前年割れを続けていた既存店客数が、わずか4ヶ月でV字回復したのです。
この事例から案外自社の魅力は顧客に伝わっていないかもしれないということが分かります。
そして、その魅力をしっかりと伝える努力をすることなしに目先の売上を上げるための施策を打っても効果が無いということも分かります。
この魅力というのは言い換えればUSPつまり「独自のウリ」ではないでしょうか。
お客が求めている価値と自社が提供できる強みが重なる独自のウリ。
それを明確にした上で、どう具体的な施策を打つのか?
そのような順序でマーケティングを考えないと、丸亀製麺のようなお店でも負のスパイラルに陥ってしまうというのは良い教訓ではないかと思います。
この教訓を我々のような中小零細企業でも活かすための学びの場が戦略マーケティング・ブートキャンプです。
というか我々中小零細企業こそUSPとかをもっと真剣に考える必要があります。
アピールできる魅力・独自のウリが何もなければお客さんは価格で判断します。
そうなると相見積もり、値下げ交渉が常態化してしまいますが、そんなビジネスつまらなくないですか?
もし現在そのような状況にあるのであれば、ぜひともブートキャンプでマーケティングの原理原則を学び、すぐにでも脱却しましょう!
≪戦略マーケティング・ブートキャンプ≫
○日時:①2019年7月22日(月)13時~18時 ②7月23日(火)10時~16時
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