さて、まだまだ語り足りないので今回も神田昌典さんの最新刊『インパクトカンパニー』を取り上げたいと思います。
とにかく気付きポイントの多い本ですので、是非ともお読みいただきたいと思います!
今回の学び・気付きポイントはこちらです。
③次の時代のテーマは「圧倒的な欠落」によって決まる
今後本格的なAI時代に突入し、シンギュラリティが起こり、量子コンピュータをはじめとした「テクノロジーの時代」になるとメディアが謳っていますが、神田さんの意見は全く異なります。
これからはむしろ「ヒューマニティの時代」が隆々発展していくと考えられています。
というのも、歴史的な転換が起こる際には「何が圧倒的に欠落しているか」によって新時代が特徴づけられるからです。
明治維新の時には「国力の圧倒的な欠落」、戦後は「物質の圧倒的な欠落」といったところです。
そしてこれらの欠落をどう埋めていくかがそれらの時代のテーマとなったわけです。
では今、私たちにとって欠落しているものとは何か?
それは「精神的な豊かさ」「人間の真の幸せ」となります。
となると今後どんなにテクノロジーが進化していったとしてもこの欠落を埋めるためにヒューマニティ、つまり人間性や人間らしさというものが求められるようになるだろう、というのが神田さんの考えです。
確かに私の属する業界を見ても「AIに仕事を奪われる仕事」の代表格だけあってAIなどのテクノロジーがかなり活用されつつあります。
さらに今ではSkypeやZoomといったビデオ会議のツールも充実しているので、案外リアルに対面しなくても業務を完結させることが可能だったりします。
なので、おそらく今後はこれらのテクノロジーをフル活用して例えば一切リアルでは会わないなど徹底的に業務の効率化を図り、低料金でも利益を確保できるようなビジネスモデルを構築する税理士事務所も増えていくと予想されます。
しかし、神田さんの説に従うとこのような戦略は時代の流れに沿っているように見えて実は逆行しているということになってしまいます。
もちろん活用できるテクノロジーは活用しつつ、どうやって人間性を出して「精神的な豊かさ」「人間の真の幸せ」を手に入れるためにサポートするか、一見非効率なようでこういった部分でも泥臭くお客様のサポートをするかという観点でビジネスモデルを構築する必要がありそうです。
これは案外単なる趣味である神社のことが生きてくるかも???
ということで、他にも学びポイントは沢山あるのですが、これぐらいにしておきます。
気になった方は是非とも本書をお読みください。
そして、本を読むのであればぜひともご参加いただきたいのが「インパクトカンパニー読書会」です。
来たる3月18日に東京は表参道で著者である神田昌典さんが登壇される「Expert Caffe」という形態の読書会が開催されますが、そのサテライト会場として札幌でも開催することとなりました。
時間は19時~21時。リアルタイムで東京会場と繋ぎ、神田さんの執筆のエピソードトークを聴いたり、または著者である神田さんに本書の内容について直接質問をしたりできるスペシャルな場となります。
※参加人数によっては質問できないかもしれませんので予めご了承ください。
詳細・お申し込みはコチラから!