先月末東京に日帰りで受検しに行ったビジネス選択理論能力検定2級、3級ですが、無事W合格しました。
選択理論自体はアメリカの精神科医であるウィリアム・グラッサー博士によって提唱された心理学で、もの凄くざっくり説明すると「すべての行動は自らの選択である」と考える心理学となります。
そしてそれをビジネスの現場に活用するための理解度を問われるのがこのビジネス選択理論能力検定です。
未だに部下やメンバーを怒鳴ったり責め立てたり、場合によっては手が出たりするマネージャーもいるかと思いますが、それで良い人間関係を築くことができないのは自明の理。
というか今の時代、そんなことをしていると「パワハラ」「ブラック企業」と言われますし、場合によっては訴えられてしまいます。
このように刺激で人を動かそうという考え方を選択理論では「外的コントロール」と呼んでいますが、まずはこの外的コントロールを使うのをやめるだけでも人間関係は劇的に良くなると言われています。
その次に会社組織の中で大事になるのが選択理論に基づいた関わり方をすることにより良好な人間関係を築き、そして【成果を出すこと】になります。
会社にとっての目的は良好な人間関係を築くことではありません。
きちんと売上が上がって利益を出さなければ事業を継続することができません。
であれば会社のメンバーにはそれぞれの役割をしっかりと果たしてもらう必要があります。
そしてその役割をきちんと果たせていないメンバーがいれば、放置するのではなく、本人が主体的に役割を果たすことができるように関わる必要があります。
でも怒鳴ったり責めたり批判したりするのはNGです。外的コントロールになりますので。
じゃあ、どうすればいいの?
それを学べるのがビジネス選択理論能力検定なのです。
実際にはテキストを読んで学ぶことになりますが、当然人間関係なので実践が伴わないと身に付けることができません。
しかし、きちんと理論を理解し、それに基づいて現場での実践を行うことによって、人間関係が良好で、かつ、きちんと成果も出る素晴らしい組織を作ることができるでしょう。
是非とも全てのビジネスパーソンに学んでいただきたいと思います。もちろん経営者は必須です。