前回の記事で『あなたの会社が90日で儲かる!』を取り上げましたが、初版発行日は1999年12月20日。
そして前回の記事を投稿した日が2018年12月20日。
狙ったわけではありませんが、偶然にも発行記念日に取り上げたことになります。面白い!
さて、その『あなたの会社が90日で儲かる!』で神田昌典さんと衝撃的な出会いをした私は、そこから一気に神田さんに傾倒するように・・・とはなりませんでした。
というのも、そのタイミングで本格的に税理士試験にチャレンジすることを決意したからです。
学び大好きな私は神田さんやマーケティングにもめちゃくちゃ興味を持ったのですが、あれもこれもと欲張ると力が分散して税理士試験に合格できないことは目に見えています。
そこで、税理士試験勉強をしていた5年間はとにかく勉強に専念し、というか仕事をしている時間以外の時間はほぼ試験勉強に捧げていたので、ほぼビジネス書を読むことはありませんでした。
なので、実は神田さんと衝撃的な出会いをしたものの、そのあと結構長い空白期間が存在しています。
しかし、そんな試験勉強漬けの生活の中で、ある1冊の本と出会います。
試験勉強に専念していても気分転換も兼ねて定期的に本屋を巡回していたのですが、その際に目に留まったのが神田さんの新刊である『全脳思考』。
気になる。。。タイトルの「全脳」もそうだし、帯に書いている「カリスマ経営コンサルタントの10年間を凝縮した、思考テクニックをついに公開!」という文言も、その約460ページの分厚さもとても気になります。
そもそも「神田さんと言えば(ダイレクト・レスポンス・)マーケティング」で時が止まっていた私にとってなにか全然違う感じがとても気になり、「試験勉強に専念するからビジネス書は読まない」という掟を破り読んでみることに。
で、読んでみると「よく分からない」笑
他者を120%HAPPYにする物語を描くことで自分の課題を解決することができる??
全然分からない世界観ながらも、でもそこで語られている内容は非常に興味深いものでした。
特に「これからの時代は、単に情報を沢山集めて分析する能力ではなく、その情報を踏まえて新しい知識を創造できる人が活躍できる」というようなメッセージが非常に印象的でした。
どうやら、初期の頃からずっとマーケティングで神田さんのお世話になっていた人の中には「神田さんはもうよく分からない世界に行ってしまった。ずっとマーケティングのことをやってくれたらよかったのに」と離れてしまう人もいたようですが、私は空白期間があったこともあって、むしろこの『全脳思考』の神田昌典さんに注目するようになっていったのです。
続く。