12月16日に元北海道日本ハムファイターズコーチ・白井一幸さんをお招きしてJPSA札幌支部特別講演会を開催しました。
日曜日の昼間にも関わらず120名を超える方にご参加いただき、ありがとうございました!
今回白井さんには「組織の成果を120%にする3つの原則」というテーマでお話しいただきました。
白井さんはコーチ時代に「怒ったり、やり方を教えたり、強制的に練習させたり」というような指導は一切されていませんでした。
なんとな~く、スポーツの世界ではコーチの仕事は「怒ったり、やり方を教えたり、強制的に練習させたり」することだと思われている節がありますが、白井さんはこれらを否定しています。
なぜならばこれらの指導をしても選手のモチベーションは上がらないから。
というか、なんなら逆にモチベーションは下がってしまいます。
白井さんはこうおっしゃいます。
”日本一の指導とは、選手の身体を強制的に動かそうとするのではなく、自発的に心を動かす、やる気にさせる関わりです”
なので、白井さんは「怒る、教える、強制的に練習させる」という関わりではなく、「励ます、質問する、自発的に練習する雰囲気を作る」という関わりをされていました。
この指導法によって、長年優勝から遠ざかっていたチームが、日本一にも輝くような常勝軍団になったわけです。
で、先程「スポーツの世界では」と書きましたが、ビジネスの世界でも「怒ったり、やり方を教えたり、強制的にさせる」という関わりが横行しています。
※何も分からない人にやり方を教えるのはもちろんOK。「お前、何度言ったら分かるんだ!こうやってこうやれって言ってるだろ!」というのが、ここでいうやり方を教えるという意味になります。
もうお分かりの通り、それだと社員や部下のモチベーションはダダ下がりとなります。
「でも、そんなこと言って甘やかしたらつけ上がるのでは?」
と思った方もいるかもしれませんが、「怒らない」というのと「甘やかす」というのはイコールではありません。
実際白井さんも「3つの原則」の1つとして「チームワーク」を挙げていますが、これは単なる仲良しこよしを意味しているわけではありません。
全員が目標を共有して、一人ひとりが役割と責任を果たすことを意味します。
そして、各々がきちんとその役割と責任を果たしているかどうかをフィードバックするのが上司の役割となります。
白井さんもコーチ時代には主力選手でも、きちんとやるべきことをやらない選手にはどんなに嫌がられても関係なくフィードバックし続けたそうです。
嫌がられようが、嫌われようが関係なく、自分の職務を全うする。それこそが指導者の覚悟です。
・・・ということで長くなってきたのでこの辺にしておきますが、他にも興味深いお話しを沢山聞くことができました。
気になる方はぜひともこちらの書籍をお読みください。
さて、そんな白井さんですがアチーブメント社の「頂点への道」講座を受講され、プロスピーカーとして講演活動を積極的に行なわれています。
もともとはニューヨークヤンキースにコーチ留学をされて、上記のようなコーチングについて学ばれていたのですが、「頂点への道」講座を受講することでさらにレベルアップできると確信されて受講し、プロスピーカーの認定試験も受けられています。
これはやはりこの学びが本質的なもの・原理原則だと確信されたからこそ。
白井さんのようにすでに十分な実績をお持ちの方が「学ぶ価値がある!」と評価する「頂点への道」講座。
これを受講し、実践することによってあなたの組織の成果を120%にしてみませんか?