先日札幌にて開催された精神科医・樺沢紫苑先生の出版記念講演会に参加しました。
樺沢先生と言えば私がこうやって毎日ブログを書くなどアウトプットに注力することになったキッカケである『アウトプット大全』を書かれた方です(『アウトプット大全』を取り上げた記事はコチラ)。
『アウトプット大全』を出版された際にも札幌で記念講演会を開催されたそうなのですが、私が『アウトプット大全』を購入したのは開催直後で残念ながら参加できませんでした。
ということで今回は念願の「生・樺沢先生」となります。
今回出版されたのは『人生うまくいく人の感情リセット術』という感情をテーマにした本。
”世の中の悩みの9割は、「ネガティブな感情」が原因”
苦しい、辛い、イライラ、焦り、腹が立つ、後悔する・・・書いてるだけでもテンションが下がりますが(笑)、そんなネガティブな感情をリセットする、しかも単にマイナスからゼロにするのではなく、プラスにまで持っていく方法が書かれた興味深い1冊です。
本を読んでの学び・気づきのシェアは別の機会にするとして、今回はこの講演会に参加しての学び・気づきをシェアしたいと思います。
講演会中に樺沢先生がご自身でおっしゃっていたことですが、アマゾンで星1つのレビューがあるそうです。
いわく「内容が浅い」「誰にでも書ける内容」。
つまりあまり難しいことを書いているわけではなく、ちょっとでも学んでいる人であればある程度は知っている内容と言えます。
しかし、何事もそうですが、「じゃあ、実践していますか?」というお話しです。
そんなこともあってか、今回の講演会ではワークをしたり周りの人とシェアをする時間がかなりありました。
やはり樺沢先生として「まずは実践してみましょう!」という思いがあったのではないかと思われます。
さて、講演会の最初に行うワークが「2018年、最も苦しかったこと、つらかったことは何?」というもの。
え~、いきなり、去年の嫌なことを思い出すの?って感じです。
これを周りの人とシェア。当然話す側も聞く側もトーンも低く、テンションも低くなります。
次に行うワークが「2018年、最も楽しかった、うれしかったことは何?」というもの。
当然今度はめちゃくちゃ盛り上がります。聞くときも自然と笑顔になり「へ~、そうなんですか!」とテンションも上がります。
と、ここで先生から種明かし。
”「楽しい」ことをイメージするだけで、「苦しい」気持ちはリセットされ、楽しい気持ちに変わる”
確かに、先程の嫌な気持ちはどこかへ吹き飛んで、楽しい気持ちが残りました。
今回の講演会(と本)のキモはズバリここじゃないでしょうか。
感情自体はコントロールすることはできませんが、楽しいことを思い出す等をすることによって間接的に感情をコントロールすることは可能です。
であれば、わざわざネガティブな感情の状態にあるのではなく、コントロールすることによってポジティブな感情の状態にある方がよほど楽しいし、健康的です。
このことを実際に体験し、理解できたことが一番の収穫です。