前回に引き続き、先日出演させていただいた「札幌人図鑑」で語ったことについてお話ししたいと思います。

この番組では3つのキーワードをテーマに展開していくのですが、改めまして私のキーワードはこんな感じです。

1.学びの変態と言われています

2.神社といえば宮治です

3.お客さんにも知識が必要

このうち今回は「3.お客さんにも知識が必要」についてお話しします。

私が大学を卒業して税理士業界に身を置くようになって約20年。

これまで多くの経営者を見てきましたが、「会社経営は順調だしプライベートでも家族円満で尊敬できる人格者」はほんの一握り。

売上は上がっていても選択理論で言うところの外的コントロールの使い手で、社員の入れ替わりが激しかったり、家族との仲も悪く、離婚してしまうような経営者がいたり。

はたまた「起業後5年以内の廃業率85%」と言われているように、なかなか売上があがらずに廃業してしまう経営者もいたり。

私は税理士というのは経営者にとって最も身近な第三者的専門家だと考えています。

だったらそんな存在の税理士として、お客様の「ビジネスはサクセス、プライベートはハピネス」の実現に貢献しよう!と思ったのが、税理士を目指し、独立した根本にある想いです。

で、その想いもあって「学びの変態」と呼ばれるぐらいいろんなことを学びお客様に情報提供しているのですが、しかし当然ながら経営者自身も学ぶ必要があります。

よく「税理士に不満に思うこと」の上位にあがってくるのが「アドバイスをしてくれない」というものです。

実際、本当に全くアドバイスをしないという税理士も世の中には存在するとは思いますが、例えば「節税方法としてこういうやり方がありますよ」とこちらから提案しても「なんかよく分からないし、面倒臭そうだから別にいいです」と検討すらしない経営者も非常に多いです。

そしてそのような経営者は別に節税のことだけでなく、万事において「簡単便利で即効性のあるもの」ばかりを探し求めます。

「これからはFacebookがくる」と聞いたらパッと飛びつき、「これからはInstagramがくる」と聞いたらそちらにもパッと飛びつき、とにかく行き当たりバッタリ。

節税もそうですし、こういった集客やブランディングのためのツールにしてもそうですが、「そもそもなぜそれをするのか?」をきちんと理解したうえで活用しないと振り回されてしまいます。

節税でも目先の税金を減らすことばかり考えて、手持ち資金が枯渇する「節税貧乏」なんてよく聞く話しです。

なので、私が経営者にまず学んで欲しいのは原理原則です。

番組ではちょっとだけ触れましたが、一番化戦略コンサルタント・高田稔先生をお招きしてセミナーを開催したり、ベーシックプロスピーカーとして目標達成の技術の普及活動をしているのもこの想いから来るものです。

どちらの学びも時間もお金もかかりますし、しかも即効性はありません。しかも自分に向き合う必要があるのでしんどくなることもあって大変です。

でもここで学べることをベースに経営しないことには「ビジネスはサクセス、プライベートはハピネス」の実現は厳しいのではないかと思います。

 

前回もご案内しましたが、私が出演した回は現在Web上で視聴いただけます。

20分の番組になりますので、是非ともご覧ください!

視聴はコチラから!