明けましておめでとうございます。

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

2019年も何卒よろしくお願い致します。

さて、元旦と言えばこのことわざ「一年の計は元旦にあり」。

意味は”その年に為すべきことは元旦に計画を立てるべきである。何事もはじめに計画を立てるのが肝要である”となります。

このことわざの由来には「中国の書物説」と「日本の毛利元就説」の2つがあるそうですが、ここでは「中国の書物説」をちょっとご紹介したいと思います。

中国の明朝時代に行事やしきたりについて書かれた『月令広義』という書物にこんな記述があるそうです。

「一日の計は晨(あした)にあり、一年の計は春にあり、一生の計は勤にあり、一家の計は身にあり」

意味はこうなります。

「一日の計画は朝に立てることが肝心。一年の計画は年の初め(元日)に立てることが肝心。一生の計画はきちんと仕事をすることで決まる。一家の計画(将来)は主人の生き方で決まる。」

この「一年の計は春にあり」だけが残って「一年の計は元旦にあり」ということわざになったというものです。

やはり昔から何かを為そうとするのであれば事前に計画を立てることが大切だと考えられていたようです。

ということで、計画を立てることは大事ですね!・・・と言いたいところですが、ちょっと待った!

計画を立てることはもちろん大事なのですが、それよりももっと大事なのが「なぜそれをするのか?」という目的を明確にすることです。

仮に「よし、今年は5月に家族でディズニーランドに行くぞ!」という計画を立てたとしましょう。

そしてそれを実行したら、それはそれで「事前に計画し実行した」という点で素晴らしいことだと思います。

しかし、もしも例の10連休のタイミングで行くと、おそらくむちゃくちゃ混んでいることでしょう。

アトラクションは2~3時間待ち、食事を取るにも長蛇の列で全然楽しめない!イライラMAX!ついには子供もグズりだし「うるさい!泣くな!」なんてキレちゃうかもしれません。

これ、もしもディズニーランドに行く目的が「家族で楽しい時間を過ごす」だとしたら、まったくその目的は果たせていませんよね??

この目的を果たすためであれば、時期をズラす方がいいかもしれませんし、ディズニーランドでなくてもいいかもしれません。

なので、すでに「今日は元旦だから、今年の計画を立てたよ!」という方は、今一度その計画を立てたことの目的について思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

目的からの逆算で考えると変更の余地があるかもしれませんよ?

・・・なんか、元旦から面倒臭い記事かもしれませんが(笑)、でもせっかくなら目的から一貫性のある計画を立てたいじゃありませんか?

「一年の計は元旦にあり、計画の源に目的あり」