先日栢野克己さんのお話を聴いた後に早速著書であり累計14万部越えの大ベストセラーである「小さな会社★儲けのルール」を読んでみたので、そこでの気付き・学びをシェアしたいと思います。
※栢野さんのお話を聴いての学びのシェアはコチラでご確認ください
本書ではランチェスター法則を経営に当てはめて、商品戦略や顧客戦略などについて具体的な事例を交えながら解説されているのですが、実は個人的に一番ヒットしたのが一番最後にちょこっと取り上げられていた「時間戦略」です。
弱者における時間戦略のポイントは「成功するためには長時間労働が必要不可欠」。
「え!?時代に逆行してない!?」という感じですが、でも実はこれが大事だったりするわけです。
よほどの特殊な才能や親からもらった財産や人脈などがなければ、どこで抜きん出るかと言われたら「時間」しかありません。
本書では投下した時間には二乗作用が働く、とあります。
ということは抜きん出るために人の2倍働くのであれば、一般的に1日7時間労働しているとして7時間×2=14時間ではなく、7時間×2の二乗=7×1.41=10時間働けばいいことになります(3倍なら3の二乗をかけるので12時間)。
1日10時間働くだけで他の人の2倍働いた効果が出て、抜きん出ることができるのであれば、特殊な才能や親の七光りがなくても勝負できそうな気がしませんか?
現在「働き方改革」が叫ばれ、「なるべく労働時間を短くしよう」という流れになっていますが、中小零細企業の経営者や個人事業主はその流れに乗ってはいけません。
特に起業したばかりの人はまずはビジネスを軌道に乗せるためにも最初は特に泥臭く長時間労働をする必要があると言えるでしょう。
と言いつつ私自身は独立当初労働時間を短くはしていませんでしたが、かと言ってそこまで長くもしていなかったな、と反省する次第です。
逆に最近は結構労働時間が長くなってきましたね。労働時間にカウントしていいのか分かりませんがこうやってこまめにブログも更新してますし。
それでも合間に神社巡りしたりライブに行ったり映画を観たりと好きなことをしているので、特にフラストレーションが溜まっていたわけでもないのですが、「ちょっと労働時間長すぎかな?」と思っていたところだったので、「弱者の時間戦略として労働時間長くてOK!」と言われてハッとしました。いかんいかん。
これからも弱者の戦略としてしっかりと長時間労働をしていこうと思います。
私は優雅にスマートに仕事をしていると思われがちなのですが、結構泥臭くやってます。
経営者の皆さんは是非とも長時間労働をしてライバルに差をつけましょう!
※社員に長時間労働を強制すると労働法令違反となりますし、なによりも「ブラック企業」と言われてしまいますのでご注意ください。