こちらの本は先日参加した出版記念講演会でもれなくプレゼントされたものになります。
参加費は3,000円で書籍付き!めっちゃお得です(サインもいただきました!)。
さて、講演会自体がこの本の内容についてざっと紹介するものでしたので、非常に馴染み感を持ってスイスイと読むことができました。
そこで今回は本書を読んでの学び・気付きについてシェアしたいと思います。
①ご褒美の先渡し
自分にご褒美をあげるとモチベーションがアップする。これは何となく分かることですが、なんとご褒美の先渡しも非常に効果的なんだそうです。
イチロー選手は2006年のワールド・ベースボール・クラシックで日本代表が大苦戦を強いられるなか、高級時計を衝動買いしたそうです。結果としてチームは見事優勝を果たしますが、その優勝のご褒美を先に自分にあげることで「絶対に優勝しないといけない」とモチベーションがあがったのではないか、という樺沢先生の見立てですが、これは面白いですね。
そう言えば私もちょうどこれからの時期、確定申告業務で忙しくなるのですが、だいたい毎年2月下旬ぐらいのピークの時期に本をまとめ買いする傾向にあります。
「終わったら一気に読むぞ~!」と思って買っていたのですが、これはどうやらご褒美の先渡しの効果があったようですね。
ということで、今年もその時期になったら堂々とまとめ買いしたいと思います(笑)。
他人を目先の褒美で釣るのはいわゆる外的コントロールになりますが、自分に対してご褒美を活用するのはノープロブレム。是非皆さんもご活用あれ!ただし、ご褒美の先渡しで満足しちゃダメですよ(笑)。
②感情の数値化を行う
これは講演会のワークでも行ったのですが、「今の気分」に点数をつけるというのも非常に面白いです。
いつもご機嫌、100点満点なら人生言うこと無しですが、まぁそんなことはあり得ません。だって人間だもの。
しかし、仮に気分が良くないとしてもそのときの気分に点数を付けて「60点」だとすれば、100点から見たら低いですが、0点から見れば結構高い点数です。
となると「そうか、自分は今気分が悪いけど、それでも60点ぐらいの状態なら案外悪くないな」と客観視することができます。
これは活用することで気分を上手にコントロールできますから早速実践したいと思います。
③仲間のために頑張る
「仲間のために!」なんて言うと少年ジャンプっぽい感じもありますが、しかし漫画の中の話ではなく、実際にボランティア活動や慈善活動をする人はそうでない人に比べて健康で長生きしているというエビデンスがあるそうです。
そう考えると今回の講演会が書籍付きで3,000円というのは樺沢先生にしてみれば利益度外視の慈善活動に近いものがありますが、この効果を狙ったものなのかもしれませんね。
私もJPSAの支部活動などは公益活動に近い部分がありますが、人の役に立つと長生きできるということであればそれもまた1つのモチベーションとして一層精力的に活動しようと思った次第です。
④番外編
樺沢先生は映画好きなのですが、本書ではちょくちょく映画の事例を取り上げていました。
こうやって趣味と仕事を上手にリンクさせるのは羨ましいですね~。私もうまいことできないかどうか色々と実験したいと思います。
本書で提唱していることは「ご褒美の先渡し」や「感情の数値化」など難しいものではなく簡単に今すぐ実践できるものばかりです。
しかもきちんとエビデンスのある再現性の高いものなわけですからこれはやらない手はありません。
皆さんも是非読んでみて、実践してみてください。