10月3日、一番化戦略コンサルタント・高田稔先生による「一番化”海外”戦略のすゝめ」という講演会を開催しました。
高田先生のセミナーなりコンサルの中では必ずと言っていいほど海外のことに触れられる場面があります。
ここ北海道は札幌市に住んでいると年々海外からの観光客が増えていると実感できます(最近は地震の影響で激減していますが)。
国策としてどんどん海外から日本に来てもらおうという流れになっていますが、しかしその一方で日本から海外に旅行に出ていく人の数は増えていません。
高田先生曰く「インバウンド需要を取り込もうと思うんだったら、そのターゲットとする国の文化や趣味嗜好を理解するためにも一度は現地に行くべき!」
もちろん日本に来てくれた人に色々とインタビューすることで得られる情報もあるでしょうが、やはり現地に直接行き、肌感覚で体験することに勝る情報はありません。
特に北海道の場合は、海外観光客の大半は中国、台湾、韓国、タイなどの東南アジア系ですから、その辺の国に一度は行っておきたいもの。
私も含めて多くの日本人がつい「いや、でも、英語が・・・」みたいなへっぴり腰になりがちですが、その克服方法などもレクチャーいただきました。
さて、ここでそもそもの話になりますが、特別海外進出をしたりインバウンド需要を取り込んだりしている人、又は今後そのような取り組みをしようと考えている人以外の人にとって海外戦略って必要になるのでしょうか?
例えば私は税理士として海外に進出するつもりはないですし、インバウンド需要を取り込む予定もありません。
もちろんクライアント企業にはそのようなビジネスをされている先もありますので、間接的には関係すると言えます。
しかし、直接的には関係のない話です。
結論から言うと、仮に直接的に海外ビジネスに携わらない人にとっても海外を視察したり、海外の情報に接することは必須です。
あんまり言うとお金を払って講演会に参加していただいた方に申し訳ないので、ここではちょっとだけ出すことにしますが、新しいアイデアの創出のためにも海外の情報に接することは極めて重要です。
東京に行って色んな人と接すると、やはり札幌にいるだけでは生まれないようなアイデアが生まれたりしますし、スピード感も全然違います(札幌と言うか北海道はいい意味でも悪い意味でもかなりのんびりしています)。
しかし、これがさらに海外の人と接することで「日本」という枠を超えたアイデアが生まれますし、またスピード感も全然違ってきます。
ここで言うアイデアというのは別に海外に絡めたものじゃなく、普通に札幌という狭いエリアで行うビジネスにも使えるものとなります。
日本人同士が集まっても決して出てこないようなアイデアを海外の人や情報と接することで生み出すことができ、それが実際にマーケットが求めているものであれば、差別化・一番化を図ることが可能となります。
ま、他にも色んなお話しがあったのですが、それは参加いただいた方のみの情報ということで、この辺でやめておこうと思います。
ということで、講演会が終わった頃には私も「う~ん、海外戦略大事だぞ!」と思った次第です。
で、思うだけで行動しなければ何も変わらない。行動してなんぼ。
ということで、来年春に高田先生と行く海外視察ツアーを企画することに決定しました。
こういう文脈でのツアーですので、ベタな観光地巡りはしません。
とにかくその土地の生活や文化に触れられたり、グローバルなトレンドを感じることができるような、場合によってはあまり日本人がいかないようなところに連れていっていただく予定です(もちろん危険地帯ではなく)。