今月も一番化戦略コンサルタント・高田稔先生をお迎えしてマーケティングセミナーを行いました。

先生の肩書きに「一番化」とありますが、一番を目指すことは非常に重要なことです。

かつて「一番(世界一)になる理由は何があるんでしょうか?2位じゃだめなんでしょうか?」という有名な発言をした議員さんがいましたが、特にビジネスの世界では世界一かどうかはともかく一番になることはとても大事!どころのレベルではなく死活問題と言っていいでしょう。2位じゃだめなんです。

先日の「がっちりマンデー!!」で「国内のスターバックスのお店の中で一番コーヒー豆を販売しているお店」を紹介していましたが、皆さんお分かりになりますでしょうか?

正解は沖縄の具志川メインシティ店です。

というのも沖縄の人はコーヒーを飲むのが大好きで1日に5~6杯飲む人はザラ。

しかもお店で飲むよりも自宅で飲む傾向にあるので、お店自体はそんなに混んでいるわけではないのに、コーヒー豆はバンバン売れています。

しかも沖縄の人にとってスターバックスのコーヒー豆はギフトの定番中の定番。

お歳暮用や年賀用などだけでも1,500個以上売れるんだそうです。

こんな感じでこのお店では平均的なお店の約6倍のコーヒー豆を販売して「がっちり!」ということだったのですが、実は数秒映し出されたランキング表をよく見ると僅差の2位に北海道苫小牧市にあるお店がランキングしています。

しかしもちろん、番組では2位以下には一切触れず、1位になった具志川メインシティ店の取り組みについて紹介していましたので、ほとんどの人は2位に北海道苫小牧市のお店がランキングしているなんて気にも留めていないと思われます。

私も北海道民だから「あっ!」となりましたが、そうでなければ華麗にスルーしていたでしょう。

そう、2位だとどんなに僅差でも気にも留めてもらえず、全く覚えてもらえないのです。

皆さんの中にも「〇〇と言えば××」という方程式はありませんでしょうか?

例えば私の場合、

「ビジネスシューズと言えばREGAL」

「スカッシュラケットと言えばBlack Knight」(そんなに買い換えないけど)

みたいな感じです。

これ以外にも「映画を観るなら〇〇」「ワインを買うなら〇〇」「髪を切るなら〇〇」「車を修理するなら〇〇」みたいにパッと思い浮かぶものが色々とあることでしょう。

一番になるというのは、このとき自社が一番最初に思いつく状態にすることを意味します。

見込客の頭の中で自社が真っ先に思い浮かぶようならしめたものです。

「〇〇を買わないといけない」→「〇〇と言えば××社」→「じゃあ、××社に連絡しよう」

この流れです。

もちろん別に売上で一番になる必要はありません。

「一番早い(速い)」「一番丁寧」「一番元気」「一番よく話を聞く」などなど。

「一番安い」でももちろんいいでしょうが、価格競争では大手に勝てないので中小零細企業ではあまりおススメできないですね。

じゃあどんなことで一番を目指すのか?

それは是非とも”一番化”戦略コンサルタント・高田稔先生のセミナーを受講して考えていただきたいと思います。