先日あるメルマガを読んでいたら「あなたの理想のお客様は誰ですか?」という問いかけがありました。
これ、かなり大事ですよね。
以前「断る勇気を持ちましょう!」という記事(コチラ)を書きましたが、付き合いたくない人からの仕事は断る勇気が必要です。
特に起業間もないときはお金も無いし仕事も無いので、お声が掛かったらついつい何でも飛びつきがちですが、ここでポリシーを持って仕事をしないと「無茶苦茶忙しい割りには全然手元にお金が残らない」というバタバタ貧乏になりかねません。
ではその逆で、「こういう人にぜひお客さんになって欲しい!」という理想のお客様像は明確に描けていますでしょうか?
私の場合はと言うと・・・
〇脱税しないでキチンと法律を守ろうとする人(節税はもちろんOK!)
〇時間などの約束をキチンと守れる人(何事にもルーズな人とはお付き合いできません)
〇サービスに見合ったお金を気持ちよく支払える人
〇学ぶことに価値を感じている人
〇学んだことや人からの意見に素直に耳を傾け、行動に移せる人
〇原理原則に基づいた目的・目標を明確に持っている人
〇社員や家族、取引先などを大事なパートナーと捉えている人
〇きちんとリクエストができる人
〇相手に対して配慮ができる人
といったところでしょうか。
特に私の場合は学びをかなり重視していますので、ここに価値を全く感じていない人は残念ながら当事務所のお客様ではないということになります。
これはいい悪いではなく価値観の問題ですね。
もちろん他の項目も同じです。
結局ビジネスというのは価値観が合った人同士で行うのが理想的だというごく当たり前な結論に行き着いてしまいました。
でも、ここを明確にしていないと結構ブレます。
結婚の場合も理想の結婚相手像というのはかなり明確に描くと思いますが、そこから外れる人でも「まぁとりあえず結婚するか」と考える人は普通いません。
そりゃそうですよね、普通は結婚は1回だけにしたいですから。
でもビジネスの場合はそのお客様1人とだけ取引をするわけではないので、「まぁちょっと理想像からはズレるけど、お金になるし我慢するか」と妥協することもできちゃうわけです。
しかし、こうやって安易に妥協するとそのお客様にかなり振り回されるわけです。
仮に、顧問料はきちんと払ってくれるけど脱税志向のある人をお客様にしてしまうと、常に「この取引は脱税行為なのでは?」と疑ってかかる必要が出てきます。
監査も他の顧問先よりも慎重にならざるを得ませんし、税務調査が入った日には「何か出てこないだろうな」と心がざわつくことになります。
結局「こんなに気苦労するんだったら最初から断っておけば良かった!」となりかねません。
やはりそうならないためにも、気持ち良くビジネスをするためにも、理想の顧客像を常に明確にし、そこから外れる人とはお付き合いをしないようにしたいところですね。
あなたの理想のお客様は誰ですか?
↑吉田裕吏洋さんの「ゆきねこ」展より