「愛のまままにわがままに~」をほうふつとさせる長いタイトルの落合陽一さんの新刊を読んでみました。

「人生100年時代」、AIなどのテクノロジーの進歩により我々は生涯学び続ける必要がある、というのはそれこそ話題になった『ライフシフト』などでも言われていることです。

本書では落合さんならではの観点で「ではどのように学ぶのか?」「どのように子供を育てるのか?」が語られており、お子さんがいらっしゃる方はお子さんの教育という観点でもいろんな気付きが得られる本かと思います。

「プログラミングの早期教育は必要か?」「幼児教育は何から始めればいいのか?」「英語はいつから習えばいいのか?」といった質問に対して本質的な回答が書かれています。

ということで、本書を読んでの学び・気付きポイントです。

①「複数の柱」の構築

これからの時代は、唯一の得意分野や専門的スキルに特化するという選択肢はリスクが高くなります。

『日本再興戦略』では百姓と表現していましたが、二足三足の草鞋を同時に履いて新しい職業を創造する人が強い、ということで、私も常に意識をしているのですが、やはり税理士や社労士という論理的な職業・スキルと組み合わせるのであれば感性的なものかな~と考えています。

それでどんな新しい職業を創造できるのか?ここはもっと戦略的に考えていく必要がありそうです。

②仕事にできるような、そして自然に続けられる趣味を持っておく

自分の好きなことはモチベーションを喚起するきっかけになりますし、それが高ければオリジナリティを生み出す原動力になります。

趣味は色々持っていますが、仕事にできるようなものかと言われると微妙な感じです。

でも私の趣味である神社巡り、音楽鑑賞(演奏じゃなく)、映画鑑賞なども、その趣味が高じて実際に仕事にしている人も沢山いますから、やはりどれだけディープにいけるかどうかでしょうね。

”仕事にできるくらい詳しい趣味を三つほど持っておくとよいでしょう。”とさらっと書かれていますが、ハードル高いです(泣)。

③アートを学ぶ

アートは感覚的・直感的思考であり、時には行き詰った論理をブレークスルーするためのものとして使うためにも、アート教育が必要となります。

私自身悲しいかな、学校でアートの鑑賞方法を学ぶ機会がありませんでした。

今ではちょくちょく美術館に足を運んだりするのですが、軸となる鑑賞方法がないので、単に「へ~」「凄い!」といった表現しかできません。

ここを例えば「何が凄いと感じたのか」というように言語化することによって、感覚的・直感的思考と論理的思考を繋ぐことができるんだろうな~と思います。

ということで、今後美術館に行く際には言語化というのを意識しようと思います。

 

人生100年時代を最後まで楽しむためにも戦略的に学び続けましょう!