先日「札幌で毎月1回ティール組織の読書会を開催しているよ!」という投稿(コチラ)をしたところ、やはり「興味はあるけどぶ厚いし、難しそうで一人で読める気がしない」という方が沢山いらっしゃったようで、「読書会ならハードルが低いかも!」と多くの方にご参加いただきました。

今回は「読書会は具体的にどんなことをやるの?」という点につきご紹介したいと思います。

 

「ティール組織」はとにかくぶ厚いですし、図とかイラストがほとんど無く文字がびっしり!

しかも海外の事例も多いので、とっつきにくいというかイメージしづらい。

なので、毎回読む範囲はかなり狭くしています。

今回読んだのは「第2部 第4章」。ページにして50ページちょっと。

これを約20人の参加者で手分けして読みます。

ということは1人当たりの読む分量は2~3ページ。

と聞くと、「それなら読めるかも」と思いませんか?

ということで、まずはそれぞれが読む場所を決めて、まずは黙々と読み進めます。

読み終わったら、テーブル毎に発表内容をまとめます。

2~3ページしか読まないということは逆に言うとその箇所しか理解できません。

そこで各々が読んだ箇所について発表をし合うことによって、自分が読んだ箇所以外の部分も理解できるという仕組みです。

共同学習ってやつですね。

発表内容がまとまったところで順番にどんどん発表していきます。

「え、発表するの!?人前で話すの苦手なんだけど」と思う人もいるかもしれませんが、先日ご紹介した『学びを結果に変えるアウトプット大全』にも書かれている通り、理解を深めるのに重要なのはアウトプットです。

別にダメ出しされるとか批判されるとかということは全くない安心安全な空間ですので、全然心配することはありません。

もちろん、「人前で喋るの大好き!」という方は是非積極的に喋ってください。ここはそんなあなたが輝くための舞台です(笑)。

これによって今回の範囲である約50ページについて、自分が読んだ部分以外の箇所も含めてなんとなく理解できたハズ。

そして、最後に行うのが「ダイアログ」、つまり対話です。

各テーブルに分かれて、今回の学びを通じて気付いたこと、感じたことなどについて自由に意見を出し合います。

ここでのポイントは「議論」ではなく「対話」だという点です。

意見をぶつけあって議論をしたり、意見を集約するのではなく、様々な意見を出し合うことによって理解に広がりを持たせることを意図しています。

ある意味この時間がこの読書会の一番のキモだと言えるでしょう。

参加者は私のような個人事業主のほか、会社の社長さん、会社員、医療従事者、教育関係者、学生さんと多種多様。

また人生において経験していること、バックボーンも人それぞれ。

「そういえばうちの会社では・・・」とか「前に勤めていた職場では・・・」とか「みんなの発表を聞いて〇〇というのを思い出した」といったような対話を重ねることで、本の内容の理解を超えた学び・気付きを得ることができます。集合知の活用ってやつですね。

本を読むこと自体は頑張れば1人でできなくもありません(ティール組織は大変ですが・・・)。

しかし、こういった学び・気付きは1人で読んでいては決して得ることができないものです。

 

ということで、今回の記事をお読みになり、「自分1人で読むのは大変だからみんなで読みたい!」という方はもちろん「もう全部読んじゃったけど、みんなで読むことで得られるものがあるんなら参加してみようかな」という方にも参加していただきたいと思います。

次回の開催は11月12日(月)19時~21時30分。

場所はエルプラザになります(どこの研修室かは当日案内板にてご確認ください)

参加費は会場代の200~300円程度。

どなたでも参加できますので、興味のある人は当日直接会場にお越しください。

必要なものは筆記用具、『ティール組織』、そして他の人の意見を聞き入れられる寛容な心(これ大事!)、となります。