『バカとつき合うな』がかなり売れているみたいですね!

こちらで取り上げると結構アクセスが増えることから、本書で語られている「バカ」について思うところがある人が多いってことなんでしょうね。

ということで、そこに便乗してではありませんが(いや、してるか笑)、今回も『バカとつき合うな』を取り上げたいと思います。

 

題して「付き合いを強要するバカ」。

今回はキングコング・西野さんの主張ですが、要約すると

”惰性の付き合いこそ、無駄中の無駄。それより好きな人と会いまくろう”

ということになります。

私は「人付き合い」は結構大事にするタイプです。

しかし「付き合いで〇〇する」というのは大嫌いです。

「付き合いで飲みに行く」とか「付き合いで保険に入る」とか。

その飲み会に行くことや保険に入ることが意味があることであれば別ですが、本当は必要と感じていないのに、その相手との関係性から無下には断れずに、という意味での「付き合い」ということに何の意味があるのでしょうか?

 

以前、異業種交流会でめちゃくちゃ飲み会に参加し、かつ、二次会、三次会と夜遅く(というか明け方)まで飲んで、いつも体調を悪くしている経営者にお会いしたことがありました(とにかくいつお会いしても顔色が悪い)。

「〇〇さん、めちゃくちゃ飲んでますよね~。飲むの大好きなんですか?」

「いや、別に全然好きじゃないんですけど、付き合いで行かざるをえないんですよ。それでもいつも一緒に飲んでいると仕事を回してもらえることもあるんで・・・」

 

う~ん、これって本当に必要な飲み会なんでしょうか?

確かにそれで仕事に繋がるのであれば全否定するものでもないのでしょうが、でも、体調を悪くしてまで行くものでもないような気がします。

これはあくまでも私の考えですが、夜遅くまで一緒に飲みに付き合わないと仕事を回してくれないような人とは本当の意味での人間関係が築けないのではないかと思います(ちなみに「仕事を回す」という表現も好きじゃありません)。

 

と考えると、今回のテーマは「付き合いを強要するバカ」ですが、問題は「付き合いを断れない」ことにあるような気がします。

飲み会でも保険でもそれ以外でも必要なければ断ればいいだけの話です。

「でも断ったら付き合いが悪いと思われるし・・・」というのは、こう言っては何ですが自分の軸が定まっていない証拠。

自分の軸がしっかりと定まっていれば他人にどう思われるかは気にならなくなります。

 

ちなみに私は飲み会には参加しますが、基本的に二次会には参加しません。

特に日を跨いで夜遅くまで飲んでしまうと、次の日のパフォーマンスが著しく低下することはよく心得ていますので、自分のパフォーマンスを維持するためにも、大抵は一次会が終わるとさっさと帰ります。

たまに幹事役の人に「え~、二次会行きましょうよ~」みたいに言われることもあるのですが、「いえ、帰ります」と即答しちゃいます。

それによって「あいつは付き合いが悪い」と思われているかもしれませんが、二次会に行かなかったことで信頼関係を築けないのであれば、それは所詮それまでの関係だったということです。

 

逆にきちんと人間関係が築けている人とは多少次の日のパフォーマンスを犠牲にしても、ちょっと遅くまでご一緒することもあります。

これは「付き合い」でご一緒しているのではなく、それが自分にとって意味がある、価値があるからであり、嫌々飲んでいるわけではないので、非常に楽しく有意義な時間を過ごすことができます。

 

ということで今回取り上げたのは「付き合いを強要するバカ」ですが、真のテーマは「意味の無い付き合いを断る勇気を持とう!」ということになりましょうか。

無駄な付き合いをなくすと、人生もっと楽になると思いますよ。

 

※大丈夫とは思いますが、飲み会や二次会や保険が無駄と言っているわけではありません。