先日、映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観に行きました。

言わずと知れた伝説のバンド「QUEEN」、特にボーカルのフレディ・マーキュリーを取り上げた内容で、かなり話題になっていますね。

私は残念ながらリアルタイムではほとんど通ってきていないのですが、もちろんQUEENは知っていますし、代表的な曲ももちろん知っています。

またフレディ・マーキュリーがゲイで、かつエイズが原因で亡くなったということも知っています。

というぐらいの知識で観に行きました。

この映画、「QUEENをリアルタイムで聴いていた」というファンからはかなり好評なようで、「泣いた!」「何回も観た!」という絶賛の声が多数挙がっています。

で、私が観に行ってどうなったか・・・

号泣しました笑

ぶっちゃけ、映画で語られるフレディ・マーキュリーは共感できるのかできないのか複雑なキャラクターです。

パキスタン出身の出自を嫌がったり、曲作りは天才的だったり、レコード会社には超強気だし、ゲイであること・孤独であることを思い悩んだり、一旦はバンド仲間を侮辱して離れていくし・・・。

ストーリーは面白いし、テンポもいいし、ところどころで出てくる代表曲の数々にテンションも上がるので「いい映画」とは思うのですが、「でも、泣くところまではいかないな~」なんて観ていたわけです。

そして迎えるクライマックスの「ライブ・エイド」。

1985年にアフリカ難民救済のために開催された史上最大級のチャリティーイベントで、当時バンド内の不和により解散直前と言われていたQUEENが「QUEEN最高のパフォーマンス」と言われるほどの圧倒的なパフォーマンスを行ったイベントです。

映画では何曲かカットされましたが、そのパフォーマンスを忠実に再現しています。

で、その再現度合で泣いたわけではなく、1曲目が始まった瞬間の号泣です。

そして号泣しながら思ったわけです。

「そうか、このライブ・エイドに至るまでの約2時間のストーリーは”壮大な前フリ”だったんだな」と。

それまで約2時間かけて描かれていたフレディ・マーキュリーの苦悩や葛藤などの集大成が1曲目に表現されている、というように感じられての号泣なわけです。

と考えると、よくできた構成だな~と感心しちゃいます。

もちろんライブ・エイドのシーンを単独で見ても、素晴らしい出来で感動するとは思うのですが、それまでの壮大な前フリがあるので、魂が揺さぶられるわけです。

リアルタイムで聴いていたファンの方が何度も観るというのも頷けます。

ただ、どうやら実際には実話と違う部分があったり時系列が違う部分もあるようで、それをもって「ガッカリした!」という人もいるようですが、いいんじゃないですかね、「映画」というフィクションのエンターテイメントなんだし。

純粋にエンターテイメントとして楽しむも良し。

「なるほど、こういう構成にすることで感動を生んだり、こうやってヒット作にすることができるんだ」という学びの視点で観るも良し。

いずれにしても、ぜひとも観ておく作品でしょう!