源泉所得税の納付


法人でも個人でも給料を支払ったり、我々税理士のような士業(全ての士業ではありません)に報酬を支払う際には源泉徴収というものをする必要があります。

例えば10万円の給料を支払う際に2,000円の税金分を天引きして98,000円を支給したのであれば、この天引きした2,000円というのはあくまでも預かっているものですので、国(税務署)に納付しなければなりません。

この源泉所得税の納付時期ですが原則として給料や報酬を支払った(すなわち源泉徴収した)月の翌月10日となります。

例えば9月20日に支払った給与から源泉徴収した分は10月10日までに納付する必要があります。

この納付は「給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書」という横長の納付書を使って行うことになりますが、わざわざ税務署に行かなくても金融機関や郵便局の窓口で納付可能です(もちろん税務署でも納付できます)。

さて、もしも翌月10日までに納付しなかった場合にはどうなるのでしょう?

その場合には「不納付加算税」というペナルティが課されることになりますが、これは1日でも遅れれば課税されることになる厳しいものです。

遅れても自主的に納付した場合には「本来の納税額×5%」が、税務署からの指摘により納付する場合には「本来の納税額×10%」が課されることとなります。

ただし、免除されるケースがあり

①計算した加算税の額が5,000円未満の場合

②過去1年間に納付の遅延がない場合

のいずれかに該当すれば不納付加算税は課されないこととなります。

もちろん納付が遅れれば延滞税も課せられることになり、多額のペナルティを課されることになりますから、きちんと期限を守って納税をするようにしましょう。