去る3月22日、一般社団法人不動産相続支援協会主催による「不動産相続deハピネスセミナー」を開催しました。

今回で9回目の開催となりますが20名近い方にご参加いただき、不動産相続に関心を持っている人が増えていることを実感しております。

今回は司法書士の泉田陽介さんが「不動産相続とその売却」というテーマでお話しされました。

不動産はいざ相続しようとすると、その分け方に苦労することも多々あります。

特にめぼしい財産が自宅ぐらいというケースで相続人が複数いると「誰が相続する?共有名義にする?その場合のデメリットは?」などとなかなか面倒な話になってしまいます。

また、高齢化によって親から相続を受ける相続人も60代70代で持ち家があるため、「実家を相続しても誰も住まない」というケースもよく見受けられます。

となると分割協議も「すぐに売却すること」を前提に話が進められ、無事売却できたら売却代金を兄弟で分配するという事案もあったりしますが、安易にこのようなことをすると思わぬ税金が発生することも有り得ます。

ということで相続に関しては色んな論点が出てくるので素人考えで事を進めるのは非常に危険なことですし、「税理士だけ」とか「司法書士だけ」に依頼するのも危険なことです。

我々税理士は「税金のプロ」ですが、登記などのプロではありません。

司法書士は「登記のプロ」ですが、税金のプロではありません。

すぐに売却する前提で登記を司法書士にお願いして、その後売却したら、税務署からお尋ねがきて多額の税金が発生した!となっても「なんで事前に言ってくれなかったの!」と司法書士にクレームをつけてもお門違いなわけです。

でもできれば司法書士さんに「それはこういう税金の問題があるかもしれないので税理士さんに相談してみましょう」とアドバイスしてもらえると心強いですよね。

逆のパターンもまた然り。

なので、この一般社団法人不動産相続支援協会は各分野の専門家がチームを組み様々な角度からフォローすることによって「先に言ってくれれば!」とか「そんな話、聞いていなかった!」とか「そんなことになるならこうしていなかった!」ということにならず、円満にハッピーな相続となることを目指しています。

まさに「不動産相続deハピネス」です。

 

そんな趣旨のセミナーですので、毎回のセミナーではメイン講師のみが話しをするのではなく、適宜他の専門家が補足説明をしていくというスタイルを取っています。

今回の場合はメイン講師は司法書士ですが、適宜税理士や弁護士が各専門分野のことや実際に扱った事例(もちろん個人情報は伏せています)のことなどをお話しすることによってどんな論点があるのか、というのが何となく分かっていただけたのではないかと思います。

まずは何となく分かっていただければオッケー!

それを手掛かりにご相談いただければ我々の方で交通整理をして「どんな問題が想定されるのか?」「それに対してどんな対策が考えられるのか?」をアドバイス差し上げることができます。

とにかく一人で悩んでいる暇があったら「不動産相続deハピネスセミナー」へ!

一人でネットや本で調べている暇があったら「不動産相続deハピネスセミナー」へ!

我々専門家チームがあなたの不動産相続をしっかりとサポートします!

次回は4月26日に弁護士の北澤慎之介さんが「成年後見制度」をテーマにお話しする予定です。

詳細決まりましたらまたお知らせします。